紙芝居『みんなでぽん!』 まついのりこさん
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『みんなでぽん!』
作・絵 まついのりこ / 童心社
発行日 1987年5月
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大型紙芝居
(B判 / 43×61.9センチ / 8場面)本体価格6000円+税
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普通サイズ紙芝居
(B4判 / 26.5×38.2センチ / 8場面)本体価格1400円+税
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【内容】
みんなでぽん!題名通り、みんなで手を出して紙芝居に合わせてぽん!と
手をたたく参加型紙芝居♪
『まあるい しろい ものが あるよ。
みんなで 「ぽん!」と てを たたいてごらん。
なにか でてくるよ。
さぁ てを だして、 「みんなでぽん!」』
から始まります。
みんなで手をたたくと、次のページで小人がでてきます。
丸に続いて、四角と三角も同様に
「みんなでぽん!」して次々にロボットやオバケが出てきます。
その後、三角からでてきたオバケは、ひとりぼっちで泣きはじめてしまいます。
そんなオバケに皆からの優しい気持ちを込めて「みんなでぽん!」をすれば
小人とロボットがオバケのところまで来てくれる♪
友達を思いやる、そんな気持ちも表現している元気で優しいお話です。
「みんなでぽん!」の同じ言葉に同じ動作が何度もでてきます。
繰り返しの好きな子ども達には、とても楽しめる参加型紙芝居♪
丸や四角、三角の形の認識にも繋がり、思いやりも感じられる
一つの紙芝居から多くのことが学べそうです♪
【読み手の工夫】
紙芝居を始める前に、何か手遊びをする方も多くいますね。
手をたたくそんな動作がありますから、
読み始める前には
例えば『一本指の拍手』という手遊びをするとして考えてみます( ^ω^)・・・
『一本指の拍手』一から増えていくと、、、
一本指の拍手 一本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
二本指の拍手 二本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
三本指の拍手 三本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
四本指の拍手 四本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
五本指の拍手 五本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
※これだと、拍手の音が歌に合わせてどんどん大きくなります。
『一本指の拍手』5から減っていくと、、、
五本指の拍手 五本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
四本指の拍手 四本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
三本指の拍手 三本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
二本指の拍手 二本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
一本指の拍手 一本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪
ゼロ本指の拍手 ゼロ本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪ (シーン)
※これだと、拍手の音が歌に合わせてどんどん静かになります。
同じ手遊びだとしても順番が変わるだけで、
大きな拍手で盛り上がってからお話を始めるのか、
最後は音がしないようにして静かにお話を聞く形に持っていくのか、
はたまた、時間に余裕があまりなければ
「五本指の拍手 五本指の拍手 聞かせてください どんな音~♪ (パチパチパチパチ)」
なんて短縮したやり方もありますね♪
読み終わった後には
「皆、上手に手をたたけたね♪最後は大きな拍手~♪パチパチパチパチ♪」
なんて声をかけても、終始一貫性が出て楽しそうだと思います。
もちろん、始める前に手遊びをいれないというのも、
拍手関係ではない手遊びでも、
保育者の方の考え方、子ども達の様子や環境を考えて工夫しいくことこそが
素晴らしいとも思っています。
素敵な紙芝居に出合えて感謝!
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