happylife-manaのブログ

愛娘と絵本が大好きな私の絵本日記です♪

読んでいて子どもたちが楽しそうだった本。
私が個人的に好きな本いろいろ載せていけたら幸せです(^^♪

紙芝居『おおきく おおきく おおきくなあれ』 まついのりこさん


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『おおきく おおきく おおきくなあれ』
脚本・絵 まつい のりこ



大型紙芝居
B判 (43×61.9センチ 8画面) 本体価格6000円+税



普通サイズ紙芝居
B4判 (26.5×38.2センチ 8画面) 本体価格1400円+税











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【内容】
小さなブタが大きくなりたいというところから始まります。
大きくなるために、聞き手の子どもたちに協力してもらいます。
「おおきく おおきく おおきくなあれ!」と大きな声を出してもらえたら
次のページでブタが大きくなっています。


次に小さなたまご
たまごも声かけにより大きくなり、ヒビが入って恐竜が産まれます。


最後にケーキ
一度の声掛けでは小さいケーキが中くらいのケーキになります。
そこでもっと大きくするために、もっと大きな声
「おおきく おおきく おおきくなあれ!」と言ってもらえるように
子どもたちにお願いします。
声の大きさの変化も楽しい一幕です。

大きな声でみんなで力を合わせると最後のページで
とても大きなケーキに変わります。
皆で力を合わせたケーキは、みんなでいただきます。


美味しいケーキという想像をしながら、楽しく食べる真似をしたら
「ごちそうさまでした」をしておしまいです。





【読み手の工夫】
子どもの成長は早いものです。


読む前には

「皆、とっても大きくなったね!お兄さんお姉さんだね♪」
「もっともっと大きくなりたい人ー?」
「他にもおおきくなりたい子たちがいるの。皆の力を貸してくれる?」
なんて話題を振っても楽しいかもしれません。


自分たちはもっと大きくなりたい!お兄さんお姉さんになりたい!
そんな気持ちに気づいてから読むことで、紙芝居中にでてくる
ブタたちにも共感しやすくなり、
「おおきく おおきく おおきくなあれ!」という声かけにも
一層、力が入りそうですね♪


フレーズが少し長く感じる場合には、
読む前に「一回皆で練習してみようか。」なんて言うのも一つの方法です。





読んでいる途中では、

「おおきく おおきく おおきくなあれ!」
というフレーズが何度も出てきますから、
繰り返しの好きな子ども達はとても喜びます。
何度か読んでいると
「おおきく おおきく おおきくなあれ!」
のフレーズだけではなくて、
「一、二の三。」というフレーズも一緒に言ってくれる
子どもたちも出てきて、とても愛らしいです。

このフレーズに合わせて片手も「一、二の三。」
指を増やしても少しだけ動きがでて楽しいです。


更にわかりやすかったのは、
「おおきく おおきく おおきくなあれ」のフレーズの時にも、
指を一本たてて「おおきく」
指を二本たてて「おおきく」
指を三本たてて「おおきくなあれ!」
と指で数えながらやることで
声をだす子どもたちもわかりやすいようでした。


指を出さないでやった場合には
「おおきく おおきくなあれ!」だったり
「おおきく おおきく おおきく おおきくなあれ!」だったり(笑)
おおきく の部分が少なくなったり多くなったりする子ども達もいました。
それはそれで、とても愛らしくて良いんですが(^^)


読み手も聞き手も、わかりやすくする為に手の動きを加えるのも
とても楽しい工夫だと思っています。



たまごから何かが産まれてくる時には
「何が産まれると思う?」なんて質問をして
子どもたちの想像力を刺激しても楽しいですね♪


最後はケーキを一緒に食べて、美味しさへの共感をすることで
声を出して一体になるだけではなくて、味覚の想像力の共感にもなる
楽しい紙芝居です(^^♪





おおきくなるというのは、
自分たちのこと、身の回りにある多くのものにおこる事です。
身近にある成長のすばらしさや
大きい小さいという大きさの認識まで感じさせてもらいました♪


素敵な紙芝居に出合えて感謝!!